これは凄い。
これは凄い!
会社に帰って、一寝入りしていたら電話が。
今までのディスクが突然、中身が空になった。
という恐ろしい電話が……。
何もしないでそのまま放置して下さい。ってことで、すぐに行きますた。激しく目が覚めました。
lsしてもなんも出て来ない
/var/log/messageには怪しげなエラーが……
cat /proc/mdstat したら、かたっぽ逝去なさった模様。かたっぽ死んでも普通に動くはずのraid1様がなぜ? なんかの拍子に巻き添え食らった? それとも双子の片割れの逝去を悼んで?
以前、片っぽ死んだのはわかるんだけど、どっちがどっちかわからなくて困った。という話を聞いていたので、どっちがhdcでhddなのかは確認してマジックで書いてある。とりあえず、死んでる方は抜き抜き。
起動すると、途中で勝手にfsckが始まり、勝手に止まる。手動でfsckをやれと。
こういうとき、HDDを分けてあると便利。共有部分は/home2とかにしてあるので、そいつらが無くても普通に動く。普通にシングルユーザモードで起動して、hddにe2fsckをかける。それがトドメにならないように、e2fsck -fcvn でやる(まぁ、気休めですが)。
バッドセクタはなし。エラーも少なめ(5個くらい)だったので、思い切ってe2fsck -fv。妻に、「こういうときはかけ声をかけるといい」と聞いていたので、赤城神社の方に向かって、ウリャー! とかけ声をかけてリターン。全ての問いにyes!。野となれだ!
見かけ上は修復完了。さて、起動するか?
起動! やはり、かけ声は効く(w。妻に感謝だ。
会社から、同じ容量表示のHDDを交換用に持ってきていたので、raidも修復だ!
と、思ったら甘かったorz。メーカー違いなので、微妙に容量が少なく、raidの修復は不可能……
とりあえず、最重要のファイルだけ、今日追加したHDDにコピーしてこの場を凌ぐ事に。よかったんだか、悪かったんだか……
まぁ、そういうわけで、少々壊れたファイルが出たようでしたが、根こそぎ飛んだ事を思えば超マシ。まさに不幸中の幸いでした
疲れた……。いや、マジで……
って言うか、屋上屋っていうか……
HDDが逼迫してきたので、知り合いのサーバにHDDを追加してきますた
ATAはいっぱい。SATAなし、IEEE1394なしのマザボで、PCIカードとか追加したくない(Linuxでの動作確認されているやつを探すのがめんどうだから)ので、マザボに付いているUSB2.0でやることに
kuduzuを動かして、murasakiを動かして、突っ込んだら普通に認識。fdiskでパーテーションマップを作って、mke2fsだったかで初期化してできあがり
までは良かったんですが、自動マウントで躓きましたorz
/etc/fstabに書いても、USBを認識する前にマウントしようとするらしくてダメ……。
まぁ、最悪/etc/rc.d/rc.localあたりに書いてお茶を濁すか……。と思いながら、ググッては試すこと二時間……。ダメでしたorz。最初からrc.localに書けば良かった(w
/etc/rc.d/rc.localに /bin/mount /dev/sda /hoge/hage って追加したら、当たり前のようにマウントされて起動してきました。メデタシメデタシ
ちなみに、VineLinux3.2。マザボはインテルの型番忘れた。です。
予算灯の関係で、こっちはミラーなし。飛んでも会社が傾いたりしないファイルだけを入れていただくことにしますた。
会社にあったので、チラッと読んでみた。
これ、面白い。
「やっぱり心の旅だよ」福満しげゆき(青菻工藝舎)ISBN978-4-88739-234-4
冷静に考えると、極ありきたりな不条理エロマンガです。「エロマンガは理屈ではない。勢いだ」を地でいく、全ての序章はエロに繋がる系のどうってことないエロマンガなんですが、激しく笑える。
エロマンガとしては実用性が低いものに分類されてしまうかもしれません。「ウォーA組」(マガジンマガジン)とか、「跳んデモ!!女のHな話」(太陽書房)みたいな立派なエロ本が初出のようですが、作者も書いているように「仕事をもらえても、いつも4〜5回で終わってしまうエロマンガ…。ふりかえって考えてみると「たとえエロマンガでも、ちょいと個性を出したい」という「若気の至り」的な要素で僕は失敗していたのだ!」(121ページより)。は、前出の実用性の高い立派なエロ本だったからで、載った場所が違えば、評価も変わったのではないかと思います。と、言っても、非エロに分類される青年誌系にはエロ度が高杉。ほかに載りそうな場所はちょっと見つからないわけですが(w。
しかし、それは、単行本化によって、見事なまとまりを見せています。
たとえば、業田良家の自虐の詩が、週刊宝石連載時にはそれほどの話題にもならなかったのが、幸江の亭主シリーズを抜き出した単行本で大人気になったように(最初の単行本では幸江の亭主シリーズ以外も後ろに乗ってます)。
特に、ウォーA組が初出の一連の作品のメチャクチャさ加減は秀逸。「ああ!! 今まで…/掃除ひとすじ/マジメだった/ヒサスエさんが…」(60ページ)のフキダシには禿げしくワロタ。腹痛いです。
ラストの表題作「やっぱり心の旅だよ」は感動ものです。主人公の墜ちて行く度合いは、花村萬月の「じんじんじん」を思い起こさせたり、ボーダーの武道館ライブ終了後の蜂須賀のようでもあります。特に148ページからの展開は(短いので内容を書くと禿げしくネタバレになる)ちょっと感涙です。
よく考えてみると、やっぱり、ありきたりなヘタ絵の不条理エロマンガなんですよね……。
でも、無性に面白い(w。
以上、読書感想文でした。