セーム革様
久しぶりに本物とされるセーム革様を買いました。
もちろん、「様」つきですから、最強お掃除グッズです(w。
前のが引越し時にどっかいっちゃったんですが、「ぞうきん」としては恐ろしく高いのと、新品時の粉がいやで、トレシーの仲間で我慢してました。トレシーの仲間もいいんですが、本物とされるセーム革を使ってしまうと、トレシー類の引っかかり具合が耐えられないんですよね……。
で、使い古しに慣れてしまうと、新品時の粉が非常にウザい。掃除した後、粉掃除になっちゃう(w。それでしばらく買わなかったのですよ。
本物とされるセーム革がそこらへんで扱われなくなったのは、業者筋の話によると、安物の粗悪品ばかりが出回って、評価を落としたからだって言われているそうですが、微妙に違う気がします。
本物とされるセーム革は高い(20デシサイズで4500円くらい)。高いなりにっていうか、高いなり以上に最強ぞうきんだと思うんですが、新品時には禿しく粉が出る。粗悪品とされる方が粉は少ないっていうより、最初からほとんど出ません。
本物とされるセーム革は最強雑巾になる前に、粉吹きクズ雑巾として嫌われ、捨てられていったのではないかと思います。
新品時の粉を嫌って(車とか、ベタ塗りのギターとかに使うと、「粉だらけ」くらいになる)、あえて「粗悪品」のほうを選ぶひとが増えてしまったのが始まりではなかろうかと思います。合成セームの仲間は、まったく粉が出ないし……。「本物」は本物故に避けられていったのではないかと……。
「粗悪品」のほうは、粉が出ない代わりに、吸水性は悪いし、ゴワゴワだし(生乾き時にもんでもあんまし効果なし)、ゴワゴワなくせに、拭く時に引っかかるし……。ゴワゴワを抑えてるやつは、油入れすぎで、ガラスなんか吹けば吹くほど曇ってくる本末転倒ぶり(w。しかも、その油が抜けると、ほぼ、何の役にも立たない謎の物体に変化します。
業者筋の話
業者筋の話によれば、粉を取りきらないのは、型崩れして商品としての見栄えが悪くなるからだ。と書かれていますが、禿しく本末転倒だと思います。
セーム革は何だかんだ言っても雑巾の仲間。「商品としての見栄え」など、どうでもいいのですよ。むしろ、「商品としての見栄え」は、初回使用時の印象のほうが大事だと思います。
たとえば、カメラレンズに使ったとします。まぁ、粉だらけですね……。初めて見た人は「こんなもの使えない」と感じること必至。たとえば、楽器に使ったとします。まぁ、粉(以下略。しかも高い。「粗悪品」の倍以上、トレシーの仲間の3倍くらいの、雑巾としては大枚はたいて買ったものが粉吹きクズ雑巾だと思ったら悪印象しか残りません……。そうして、「セーム革なんか使えない」という見たまんまの光景が伝播していくわけです。
知ってる人は、買ったらよく洗って、多少の粉は問題にならないところのお掃除で使い古してから、本来の目的に使ったりしますが、そんな面倒を素人の客に押し付けるのはどうかと思います。「これだから、素人は……」だとは思いますが、ええ、素人なんですよ(w。
売上の3%程度とのことですので、拡販する気があるのかどうかはわかりませんが、売る気なら、最初から粉が出ないところまで洗ったやつを出したほうがいいと思います。もちろん、従来の玄人筋向けには従来どおりでいいんだと思いますが、素人向けに、小さめのサイズでもいいので、「最初から使える」ものを出したらいいと思いました。っていうか出してください(w。
2008-02-15 06:37+9:00 リンク先が、石井香織ちゃんのさくらや新CMになってましたので直しました。はははorz。