よく見る光景。
スタイルシートって何ですか?
InDesignやらQuarkXPressでページネーションする際に、スタイルシートを使わないなんてことは私的には、ほぼあり得ない話なんですが、うちの会社のデザイナーにとっては「そういう機能があることは知っているが使ったことは殆どない」という状況だということを知って愕然としています。この会社にはいって10年以上経つデザイナーにこう言われたときは、二の句が継げませんでした。
あるあるw。
今でも、よそから来たもので、スタイルシートが使われたファイルを見たことがありません。
GORI氏が書かれているような、○○の達人的な人に研修してもらったり、セミナーに出させたり、今は亡きDTPWorld誌を複数買って、自由に読めるようにしておいたりなど、いろんな手口を使ってましたけど、無駄だったようです。
同じようなパターンを流用しまくる場末の作業員には比較的普及していて、私も、もちろん使ってますが、比較的ハイレベルな作業者やデザイナー諸氏は、一回限りのものが多いし、各部を激しく微調整しまくるので、スタイルシート自体が意味をなさないようです。同じ理由で、Illustratorのスタイルを使う人も滅多に見たことがありません。一ヶ所ごとに微妙に変化を付けるので、スタイル自体意味をなさないらしいのですが、基本スタイルを作っておいて、それをいじった方が手間が省けるような気もするんですが……。
そういう用途にはコピペがあるでしょ。
っていうのが、スタイルシートを使わない人々の考えで、後から直す時楽。とかいう考えはあんまし無いようです。
スタイルシートを使わせたいと思ったとき、その解決策は実は簡単で、これをやると、かなりの高確率で使うようになります。
ぜひ私をセミナーに招いてw
っていうのは嘘で、自分が作ったファイルは、最後まで自分で直させればいいのです。
スタイルシートを使わない人が絶対に泣く、数十ページ以上あるファイルで、「キャプションの書体、全部変えて、15分以内でいいでしょw」で一発ですw
同じフォント、同じサイズ、同じ行送りで、文末に。が無いテキストがキャプションを利用したスクリプトを書いて抵抗する人もいるかもしれませんが、キャプションの文末の。を省く統一を完全に守ってあるファイルも滅多にないので、最後はやっぱり泣くと思います。
マスターページを使わない人には、「天柱の書体全部変えて」が効くし、自動ノンブルを使わない人には、「台割変わったから」が効きます。
ただし、Illustratorで全ページを組んでくる強者は例外。
私は過去10年間、この方法で、何人もの作業者を洗脳して、当初の結果を得ました。