婦人倶楽部すげー。
会社の人が、婦人倶楽部の1980年の付録を古書店で買ってきました。
いや、スゴい。これが付録か?
「新版:完全図説 愛される妻の医学」っていう、1980年5月号の付録なんですが、これがもう、小冊子とかいうレベルじゃありません。
内容は、セックスの技術と、避妊と懐妊などの、今でもよくあるセックス特集なんですが、これがもう、なんというか、普通に単品で売っちゃっても全く問題ないレベル。後世に出されたセックス技術系の単行本を軽く凌駕する内容。中身はエロ全開なんですが、そこは婦人倶楽部。ひたすらちゃんとしてます。
今だったら、ヘタするとハードカバーで3000円付けちゃうかもしれない……。
タイトルのとおり、本気で完全図説しちゃってます。今でもよくある、体験告白なんかもあるんですが、そのへんの捨てカットが使いまわしじゃなくて、全部描いちゃってるし、写真の解説にも、いちいち図説が入ってます。
解説写真はもちろん、イメージカットに至るまで撮りおろしっぽいし、前述の通り、イラストは描きまくってるし、監修には、医者だの大学教授だのカウンセラーだの山盛り。もの凄いです。金かかってます。
400ページ(表紙とも)ありますよ。これ……。一部4色、オール2色刷。くどいようですが付録(w。
婦人倶楽部は豪華付録で有名だった(婦人倶楽部は1988年に廃刊で、私がデビューした年には既に無かったので良くは知らなかった)ようで、古本屋さんを見ると、過去にも、料理、和裁、洋裁、手芸、妊娠、出産、育児、セックスなど、毎号婦人には欠かせない内容の分厚い付録が付いていたようです。そのどれもが、1930年代には既にあったという……。
付録の変遷に時代(ry
なんてことには全然興味が無くて、ただただ、当時の潤沢な予算が羨ましい(w。
大手が揃いも揃って、軒並み減収減益な昨今。紙の雑誌にこんなに手間、金がかけられる時代は、もう来ないんだろうなぁ……。