せっかくなので
現存する、街の人があんまり知らないと思われる雑誌を紹介していきましょう。
まずは、定期購読の定番、現代農業から。
土作りから納税までを網羅した、農業全般の雑誌。
もちろん営農サンバーとかの特集提灯記事なんかもあった、割と普通の雑誌です。
提灯であろうが営農サンバーの実力は折り紙つきで、サイドダンプまである多彩なオプションは羨望な感じでした。実家はキャリーでしたけど。
記憶に残る記事は、小学生が夏休みの自由研究でキュウリを曲げない管理方法を編み出した記事とか、他には、やたら直播に燃えていて、直播実験の記事を長いことやってました。
次いで、錦鯉の繁殖家にはおなじみの月刊錦鯉。
全日本錦鯉振興会の機関誌だけあって、未だに月刊体制を維持しているところが凄い。
錦鯉生産は、和牛とかといっしょの十三階段方式(そんなに段数はないかも)で、稚魚をある程度の大きさまでそだてて、絵柄を選別して次の段階の飼育家に卸すっていうか上げるっていうか。
春の水たっぷりの水田に放流して、そこらへんの草とかを勝手に食って勝手に育ったのを絵柄で選別して、残りは素揚げが定番。
選別の季節のおかずは稚鯉の揚げ物か甘露煮が続くわけです。
記憶に残る記事は思い出せません。
錦鯉の美しさの共通認識を共有できるところまで行けなかったので、生臭い思い出しかありません。
唯一の専門誌なので、興味のある方はぜひ。
もうひとつ、謎のアイドル的な人の表紙で一時話題を掠った養豚界。
豚も多段になっていて(昨今は知りません)、繁殖して、あるていど大きくなったところで次の段階へ出荷方式をやってました。
記事はあんまし記憶がないです。
豚についての思い出といえば、おなじみの、ほっとくと死ぬしかない9頭目の乳やりくらいでしょうか。
まだまだ腐るほどあって、続々と朽ちていますが、専門誌のみなさんには頑張って欲しいところです。
なぜ、突然にといいますと、fujisanの休刊情報で、一方の雄、盆栽世界さんが終わったみたいな感じにしてあるので、ググったらまだやってたのをきっかけに、専門業者向けの専門雑誌を思いだしたわけで。
fujisanの休刊情報は単に扱いを止めただけのものもあるので、一次情報をご確認ください。
ちなみにもう一方の雄は、キンボンでおなじみ近代盆栽さんです。