わからなかったらサンダルで歩いているおっさんに聞け。ってことで、神楽坂を歩いていてよく聞かれるのが、音楽の友ホール、la kagu、セッションハウス。
裏通りにあるセッションハウスはともかく、通り沿いの音友ホールとla kaguはさすがにアホかと思ってアクセス図を見たら…、これではたどり着けない。
どれも健常者向けで、方向音痴の対策がない。我々は、右と左と前と後ろしかわからないので、体の向きが変わったら地図は用をなさない。
方向感覚がない人向けの正しい順路は、
音友ホール
地下鉄東西線の神楽坂駅の2番出口の階段を登って、地上に出たら左に進んで下さい。
1つ目の信号を越えて少し進むと左手にあります。
音楽の友ホールの地図は、ひっくり返して階段を登ったら左がわかるようにすれば迷わない。
la kagu
地下鉄東西線の神楽坂駅の1番の出口の階段を登って、地上に出たら真っすぐ進んで下さい。
そこがla kaguです。
la kaguの地図は周りの道が全部不要。地図に新潮社がある、ここは新潮社の前だ。ルートはあってる。と考えるのが方向音痴。新潮社があるために更に混乱してしまう。
新潮社の先の(と書くあたりが方向音痴、って書いてて気がついたw。どこ起点で先だよ?)ファミマの前でla kaguのほうから来た人にla kaguはどっちだと聞かれたこともある。
セッションハウス
地下鉄東西線の神楽坂駅の2番出口の階段を登って、地上に出たら左に進んで下さい。
1つ目の信号を左に曲がってまっすぐ行くと赤城神社に突き当たりますから、中に入らず、鳥居の前を左に曲がって下さい。
1つ目の二股は左、あとはまっすぐ行くと正面にセッションハウスの建物が見えます。
セッションハウスの地図は2番出口側からの順路は全部不要。
同病の人でも想像を絶する行動をとるのが方向音痴なので、今日聞かれた美熟女組は、セッションハウスを目指したはずが矢来能楽堂に行ってしまったと言っていた。
矢来能楽堂なんか方向音痴組にとって目指してたどり着ける場所ではないので、矢来能楽堂を目指したらセッションハウスにたどり着いていたかもしれないw
地図で見るとちょうど反対側くらいなので、地上に出たときに左右がわからなくなったんだろう。
道を聞いてくる人は、たいていスマホと紙の地図を持っている。
方向音痴は略図と普通の地図が一致しないし、体の向きが変わるとスマホの地図だろうがカーナビだろうが自分が地図上の何処を向いているのかが全くわからないので、見ているとかえって迷う。
wikipediaの方向音痴の項目を書いた人が方向音痴のことがまるでわかっていないのは、
なお近年ではグローバル・ポジショニング・システム(カーナビゲーションや携帯・個人用ナビゲーション機器など)により地球上の緯度・経度を基準とする座標や地図上での位置を知るための装置があるため、これを利用することで方向音痴も克服可能である。携帯電話など携帯機器に組み込まれたものでは、オンライン上の電子地図サービスと連携して、自身の位置と周辺地理を知ることが可能となっている。
この記述でわかる。
現在地と目的地の位置関係がどうやってもわからないから方向音痴なのであって、GPSがあればたどり着ける能力がある人とは根本的に構造が違う。GPSなんかで方向音痴の克服はできないどころか、更に混乱するのが落ち。
サンダルを履いている人に(たまに屋内用のスリッパで出てる美人とかもいる)右と左で教えてもらうのが無難です。